宇賀田直人 デザイン

日本橋から浅草橋界隈をぶらぶら

zakki
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6月のとある土曜日、「原字ものがたり—デジタルフォントの原型」展が最終日とのことで見に行く。なかなか足を運ぶ機会の少ない中央区のあの界隈、せっかくなので三越本店から歩いて古くからのビジネス街をぶらぶらしてみるがあっという間に人形町に到着。

5つのフォントメーカーが金属活字からデジタルフォントなど「書体」の元になる、専用の紙に烏口と溝引きでスミ入れされた「原字」を展示。他にも金属活字やそれらで打たれた明治初期の新聞など、貴重な資料を多く見る事ができた。字游工房の「ヒラギノ明朝」「游明朝」の美しさ、以前トークショーで制作行程を見かけたことのある近年のヒット書体「丸明オールド」の作られ方や構造がとても面白い、など。

そういえばと思い以前から行ってみたかったともすけ食堂を目指して小伝馬町の方へ歩いてみる、が営業時間外だったようで閉まっていたが入り口に置かれていたメニューやお知らせの紙を頂く。うーむ、色々と美味しそう、ぜひ再挑戦してみよう。

そうしていたら未訪であったFOIL GALLERYの看板に出くわし、「持ち込みナイト記念展」という若手アーティストのグループ展?を見る。ギャラリーの入っている風情のある古〜いビジネスビルには他にも若い人が開いていそうなカフェや洋服屋さん雑貨屋さんなどのお店も入っていて興味深かった。

数年前から耳にしていた“あの界隈”の盛り上がりにますます興味が沸いてきた一日だった…とここで終われば良かったのだが場所は浅草橋の近く、すると足は勝手に「西口やきとん」「やまと」の両酒場へ。なんと「やまと」さんは6月末日で移転だそう。土曜の明るい時間にサービス価格の白いハイボールを、古めかしい店内の空気とともにじっくりと堪能してきた。